こんばんわ、今日はまた日経平均が大きく上昇しましたね。含み損が減っていくうれしい気持ちと同じぐらい怖さが増幅されていきます。
さて、今日は無印良品有する良品計画の2021年第一四半期の決算発表日でしたので、その速報をお知らせします。 19:00時点でのptsでは4%, 5%程度上昇しておりますので好印象なのでしょう。
良品計画は2020年度は赤字計上しており、今期は黒字回復を業績予想と掲げております。先日に良品計画のこれまでの業績やポートフォリオを纏めていますのでまだ読んでいない方は是非見てみてください。
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決算概要
以下が本日発表された第一四半期の決算概要です。
要点の前に注意点ですが、2020年決算は変則決算で、2020年8月第一四半期というのは2020年3月 - 5月のことであり一番コロナの影響を受けた期間です。
さて、ここでの要点は、
- 営業収益(売上)は前年比46% upであるが、前年は上述の通り緊急事態宣言中
- 営業収益(売上)は業績予想に対して進捗率23.6%と若干物足りない印象
- 経常利益進捗率は27%とまずまず
経常利益進捗が良かったので市場は好印象に受け取ったのでしょうか。私としては成長企業である以上、売上の伸びを重視しておりますのでネガティブな印象を受けました。
地域セグメント毎の収益
ここでは、
- 変わらず日本事業が売り上げの2/3を占める
- コロナの影響が比較的少なかった国内とアジアはセグメント利益を計上
- 特に東アジア(主に中国と台湾)のセグメント利益率は18%程度と他地域に比べて高収益率
- 欧米はコロナによる移動制限などでセグメントでの損失であるもののそもそもの売り上げが小さいため影響は軽微
東アジアの利益率は素晴らしいですね。何かビジネスモデルが異なるのでしょうか。詳しい方おられたら是非教えてください。笑
商品毎の売上
以下の発表されている資料を基にします。
小さすぎて読めないと思いますが、ここでお伝えしたいのは、食品類の伸びがすごい!ということ。今期は国内売上高720億円に対し116億円とそれほど多くはないですが前年比60%超増加と著しい伸びです。
最近テレビでも無印の食品が取り上げられているのよく見ませんか?これが順調に成長すれば売り上げをけん引していくことは間違いないでしょう!
財務諸表分析
いつもやっている財務諸表分析ですが、今期で大きな動きはないため、割愛させていただきます。参考に前期時点での指標を張っておきますが、今期も変わらず完全な安全水準です。
まとめ
本日は良品計画の決算速報を記事にいたしました。私は売上もっと伸ばしてくるかと思いましたが、いまいちのようでしたね。
一方収益性が向上しており、経常利益は進捗25%を超えているので市場はポジティブに受け取ったのでしょう。
前からお伝えしておりますが、食品の売上が今後も大きく伸びるようであれば良品計画の成長も更に大きいものになるでしょう。今後も注視が必要です。
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