こんばんわ、今日はいよいよ緊急事態宣言が出そうですね。にもかかわらず今日の日経平均は爆上げでした。私としてはうれしいですが、なんだか怖くなりますね。
私事ですが、年末の31日に新幹線に乗りましたが、がらがらでしたね!横並び5人の席に一人居るかいないかっていうレベルのすき具合で密にならずに済みました。
そんなわけで、緊急事態宣言により人の移動制限がもろに影響が出るJR各社の比較を行おうと思います。
現在発表されている業績予想は当然今回の緊急事態宣言は考慮されておりませんので、公表されている業績予想より悪化の可能性が残っていることはご注意ください。
なお、電機メーカー、素材メーカー、自動車メーカー、プラントエンジニアリング等の業界分析も行っていますのでまだご覧になられていない方は是非見てください。
近年の業績
各社の決算資料を基に各業績の推移を見ていきましょう
売上高推移
JR東海が新幹線でドル箱のように稼いでいるという印象があったので、実は私は東海が一番売り上げがあるのかと思っておりました。。。
やはり人口が多い東日本が抜きんでていますね。
一方で、コロナの影響を考慮した2020年のみJR西日本が東海を上回る売り上げ予想になっています。これはやはり東海が新幹線の売り上げを相当厳しく見ているからなのでしょう。
あと注目すべきは各社とも売り上げの増減がほぼ一緒の動きをしています。各社とも2018年度までは微増を続け、2019年度はコロナの影響か微減していますね。
営業利益推移
営業利益については、私のイメージ通りになっていました、ここは東海が圧倒的ですね。ドル箱新幹線が相当稼ぎ出しているのでしょう。
営業利益率推移
営業利益率は各社とも素晴らしいですが、東海がえげつないですね。35%前後の営業利益率、すごいの一言です。一方2社も営業利益率は高いものの、改善している様子はなく横ばいというところでしょうか。
純利益推移
2020年度の赤字計上予想について、例年出している利益の大きさと比較すると東海は少ないですね。一方東日本と西日本は大体好調時の利益の2,3年分ぐらいの損失計上となります。株主資本回復には3年近くかかりそうです。
自己資本推移
各社とも大きな差はありません。
リニアに巨額投資している東海はもう少し自己資本が低いかと思っておりましたがそうでもないんですね。
時価総額、PBR、PER
以下が本日(2021/1/7)での各指標となります。
時価総額ですが、東日本->東海->西日本の順となっています。 意外なのは、PBRという観点ではJR東海が市場から評価一番評価されていないことになってます。ましてやJR西日本はPBR1を超えています。(PBRは1以上が割高、1以下が割安と言われる)
いまから株を買うなら私はJR東海一択ですね。ただ、単元株が高すぎて見送りますが。
まとめ
3社の比較を行いましたが、皆様いかがでしたでしょうか?
私としては、JR東海の損失予定がそれほど大きくないにも関わらずPBR観点では株価が最も割安であることが、びっくりいたしました。
横浜に住んでいるのでJR東日本にも頑張ってもらいたいものです。人口の多い、つまり売り上げの多い利点を生かして鉄道以外の事業にも精を出してもらいたいものです。
好評でしたら九州・四国・北海道の比較もやってみたいですね!
ではまた明日!
少しでも役だったなっていう思って頂いただけた方、はてなスターやブログ村のクリックを頂けると大変喜びます!引き続きよろしくお願いいたします。