こんばんわ、のりたまくんです。
今日は大塚家具の財務状況を見てみようと思います。
大塚家具は昨今、大塚久美子社長の退任がニュースになっただけで株価が数十%上昇したりして、何かと話題をさらっています。
私自身、家のソファーとベッドは大塚家具で買いましたし、一時期株を持っていたことがあります。そんなわけで割と愛着のある企業の一つですので、なんとか立ち直ってほしいなと思うばかりですがなかなか厳しいものですね。
それではいってみよー!
目次
企業概要
設立 1969年
従業員 1008名
株価 184円 (2020年12月7日時点)
時価総額 約108億円
PBR 0.99倍
PBRはほぼ1倍なんですね。売上高が減少傾向にある企業はPBRが低く出がちなのですが、大塚家具はまだ期待されているんでしょうね。
財務状況
財務状況を見るために2019年6月末と2020年7月末で比べてみましょう。
要点を上げると以下の通りです。
- 全体的には健全
- 流動比率が大幅ダウン、これは今期借り入れた短期負債20億円が起因しています。
- 自己資本比率大幅ダウン、赤字続きにより自己資本が減少していっています。
- 長期安全性の向上が見れらますが、これは固定資産の圧縮が進んでいるのでしょう。
今週末決算の注目ポイント
久美子社長の退任のIRの中に以下の記載があります。
株式会社ヤマダデンキの LABI および家電住まいる館での家具展開や当社店舗での家電展開など提携によるシナジーの実現に一定の進捗があったこと、また、今期は通期赤字を見込むものの、前期に比べて大幅な改善がみられ、来期の黒字化に向けて道筋がつきつつある
来期の黒字化を感じ取れる決算かどうか見極める必要がありますが、以下が現在発表されている今期業績予想です。
上記で注目すべきは売上高です。コロナの影響があるとはいえ、第一四半期の売上高は冴えません。しかし、第2四半期では約7,000百万円の売り上げを計画しており、今期後半は30420 - 12700= 17,720百万円の売り上げを計画しています。これは前半の半年のほぼ1.5倍の売り上げを計画しています。
コスト削減はヤマダ電機主導で確実に進むとは想像していますが、一度離れだしている客をつなぎ止め売上を向上させることができるのか。先述の通り、黒字化に向けた道筋を進むことが可能かどうか、この売上高を確保できるかどうかにかかっていると思っています。
まとめ
売上高を今期後半に向けて大幅に向上させていく計画となっております。
是非皆様も売上高に注目してみてください。
その他利益が向上していたとしても売上高が伸びていなければ黒字化はむずかしいのではと思っています。
大塚家具は私自身引き続き応援していきたいと思っています。黒字化向けたよい決算を期待しています!