こんにちは、のりたまくんです。今日はマツダの決算発表でしたが、マーケット開場中に発表され、約8%の大幅下落をいたしました。決算発表になにがあったか、速報いたします。
決算の前に
9月の販売台数が前年比と比べて上回ったというニュースや、業界リーダーであるTOYOTAやスズキが好決算や上方修正を出していた中でのマツダの決算発表でしたが、同様の上方修正を期待されていた方が多かったのではないでしょうか。私もその一人です。900億円の純損失の業績予想が出されていましたが、黒字にならないにせよ赤字幅は小さくなるのかなと期待しておりました。
しかし、そうはいかず。
株価が物語っていますね。
販売台数
ここからはマツダの公表された決算資料を基に見ていきます。
7-9月の販売台数は、前期に比べると大幅に回復傾向があるものの、対前年ではまだ12%及んでいません。私が意外だったのは中国ですね。前年比では増加している一方で前期(4-6月)と比べると減少しているんですね。中国はコロナから回復し市場も活発になっているものだと思っていました。
私が決算資料を読んでて唯一好感を持てたのは以下スライドです。
アメリカでの販売台数が増えているというニュースは聞いていましたが、販売台数は落ちるもののシェアは0.4% Upしたというものでした。アメリカの自動車市場は大きいので、このまま人気が出てこれば業績回復も早いかも!?
売上
売上についてみてみましょう。今期の実績で分かりやすいスライドがありました。
どうでしょうか?思ったより2Qは回復しているなっていう印象がありました。
一方下期に計画している売上高は17342億円であり、つまり昨年同期と比べて増加させる必要があります。EUやアメリカがコロナ再拡大している中、果たして可能なのか・・・大変不安ですね。
業績予想
以下スライドをご覧ください。
通期予想は修正がありませんが、下期の予想に注目ください。
さきほどお伝えした下期の売り上げが達成できたとしても、半期の純利益予想は30億円。あまりにもしょっぱすぎる!!!
控え目に言っているのか、それともそれほどまでに収益性が悪いのか。
トヨタの決算を見た後だったので驚愕いたしました。こんな収益性では市場回復しても厳しい。このまま株を握っていていいのか不安になりました。
まとめ
・決算発表により株価は大幅下落
・販売台数は回復傾向にある。特筆すべきはアメリカでのシェア拡大に今後も期待!
・業績予想修正はなし。昨年同期より売り上げ計画である下半期の収益性の低さが目立つ。