こんにちは、のりたまくんです。
昨日はマツダの売上構成や決算の推移を見てみました。
今日は財務諸表を見ながら分析してみたいと思います。コロナ影響が出始めている2020年3月期決算を基に進めます。自動車業界は悲惨な決算予想が出ていますが、耐力あるのでしょうか。
11月9日に2021年3月期第2四半期決算が公表されるので、半年間でのコロナの影響度は決算後に分析しましょう!
なお、マツダの売上構成(ポートフォリオ)や利益の推移は以下の記事を参照ください。
それではいってみよー!
収益性
収益性についてみていきます。
売上に対してどれだけ収益を上げる力があるかですね。
株価が下降始めていた2017年3月期と比較してみましょう。
御覧の通り、売上高営業利益率、売上高経常利益率共に大きく下降している、かつ、全体的に利益率が低いですね。
業界的な特色があるにせよ、業界TOPのトヨタを見てみたら売上高営業利益率8%程度あったので、マツダの収益性はコロナ以前から悪化しているのでしょう。
現在最新の2021年3月期業績予想は900億円の赤字予想を出していますが、果たしてコロナの影響からの回復にはどれだけかかるでしょう。
抜本的な改革で収益性を上げていってもらいたいところです。
安全性
次に安全性を見てみましょう。
特に目を見張る数字も特別危険水準に陥ってる数字もありません。可もなく不可もなく。。唯一特筆すべきは棚卸資産(在庫)がおおいことでしょうか。流動比率と当座比率の違いは棚卸資産の考慮するか否かなのですが、この差分、つまり47%分が棚卸資産が占めているということです。コロナの影響で需要が落ちて在庫過多になっているんでしょうか。
まとめ
- 収益性はコロナ前から悪化傾向
- コロナ影響からの収益回復には抜本的な費用構造改革が必要では。
- 2020年3月時点で財務諸表上、悪い箇所はなし。
11月9日には2021年3月期第2四半期の決算が発表されます。深刻な影響がでている自動車業界。しっかり分析したいと思います!