中小企業診断士のりの企業診断日記

中小企業診断士としての観点で投資に役立つ企業診断を行います。

【中小企業診断士2次試験】 <<C評価>>2020年事例2 再現解答&当日の思考

こんにちは、のりたまくんです。
昨日に続いて、事例2の再現解答と思考回路を記させていただきます。
1次試験から2次試験終わりまで独学で挑んでおりますので予備校に通われている方とは少しやり方がちがうかもしれませんが、少しでも参考になれば。
じゃあ、いきましょう!
事例1は以下の記事となっていますので興味あればご覧ください。

 

noritamashindan.com

 

目次

 

再現解答

 

第一問

S

無農薬で高品質なハーブを効率的に栽培できる技術、輸送コストを削減する粉末加工工場

W

離島のために発生する輸送コスト、全国的な知名度不足、Z社への売り上げ依存

O

健康志向によるヘルスケア市場の拡大、安眠効果ハーブの複数メーカーからの引き合い

T

メーカー間の競争が激しい、製品ブランド力が長期で続かず製造中止の可能性

第二問

助言は、ハーブの健康・長寿の効能を生かして、健康食品業者を新たな取引先とする。これにより健康志向の高齢者をターゲット層として獲得を狙うことで取引構成のZ社への依存度を下げる。

第三問 設問1

「眠る前に飲む」と限定することで安眠効果を最大限強調したことで差別化することができた。

第三問 設問2

施策は、自社で生産するハーブの効能を発信し、双方向のコミュニケーションを可能にする口コミページを立ち上げる。これにより、顧客の関与を高めたうえで、ニーズを収集することで製品開発に生かす。

第四問

助言はハーブ畑と粉末工場見学ツアーを行うこと。具体的には、ハーブと風景の美しいコントラストを見て、高品質かつ安全性を追求した工場を見学することで、X島とB社のファンになってもらう。

 

当日の時間配分&思考

 

~5分 簡易的な設問分析

設問を読み、事例1同様書き始め文句だけ決めます。
このときは問3(1)のアンゾフさんは知らない他人だったので少し焦りましたが、その他は標準的な設問だなってこのときは思っていました。 

~20分 与件文理解

事例1同様与件文を4色で塗り分けていました。強み、弱み、外部環境変化、重要そうなワードの4色です。
事例2は段落を設問に振り分けることはせず、素直に一読するようにしていました。
この時考えていたのは、強みっぽいのいっぱいある!弱みとか機会脅威がないなーっていうぐらいでした。

 

~78分 各問回答作成

問1

この問は一番最後に解きました。 事例2は最終問題の助言問題に使う強みを書くといい、と聞いていたので、それを実行していました。結果は、、、使えていないですね。強みを絞った結果、省かれてしまいました。笑
その他弱み・機会・脅威は悩みながらひねり出しました。この問で15分は使ったような気がします。

問2

現在のサプリメントの顧客ターゲットである30代から40代の女性、以外のターゲットを本文から探しに行くと、私は高齢者が目につき、ハーブの用途に健康食品が書かれており、消費者の健康志向による拡大基調という外部環境もあったので、あまり時間かけることなくすんなり書くことができました。 

問3

設問1のアンゾフさん。こんな人知りません。なので製品と市場がマトリックスになっているものを知識から挙げて、自分の中で、コストリーダーシップ・差別化戦略マトリックスになっているものに決め打ちました。(これはマイケルポーターさんの競争戦略です) はい、ゼロ点。

設問2は、定番の双方コミュニケーションによりニーズ収集だ!と思いましたが、"関与を高める"ための施策??となり、関与を高めるためには、なにができるんだ?ってことで、自社からの積極的情報発信も必要なのかなー?程度であまり時間をかけずに書いたような気がします。 

問4

施策はなかなか思いつきませんでした。B社とX島、両方のファンになってもらうための策。そんなん思いつくか!って心の中で突っ込みながら、ハーブ畑観光と工場観光に分けてしまいました。

~80分

残り時間が2分しか余らず、もう汚い字とかありましたが、書き直すことを諦めて瞑想しました笑

 

回顧

アンゾフさんは、やられました。私の書いた差別化戦略は競争戦略なので、どちらかというと事例1なんですよね。そこに気づければもう少し部分点が入るような回答をかけたのかも。という後悔はあります。
あとは関与を高める策はもうちょっと上手く書けたかなーっていう後悔は残りますが。

この問がゼロ点なので90点満点の戦いですが、その他は大外ししていないかな?ってことで、60点ぐらいと予想しています。事例2は点数が読めないが常なそうなので、どうなることやら。

明日は私の鬼門である事例3について公開します!