こんにちは、のりたまくんです。
まだ2次試験の合格待ちの身分としておこがましいとはおもいつつ、ツイッターで来年度の受験を目指す方々が多くいらっしゃったので、これから目指そうと思う方の一つの参考になればと思い記事にさせていただきます。
勉強時間約300時間、約14,000円で1次試験合格することができましたのでその方法を紹介いたします。
目次
のりたまくんの勉強方針と1次試験の結果
私が診断士を目指そうと決めたのは2020年の1月でした。万が一目指した経緯に興味持って下されば以下の記事をご覧ください。
なお、事前知識は簿記3級を持っていたおりましたが、学生時代も理系で職種もエンジニアですので、その他の知識はありませんでした。
その状態で始めた勉強でしたが、1,2科目の勉強を進めていくうちに、作戦を決めました。複数年計画での科目合格は狙わず、一年ストレート合格。その作戦は
- 得意科目になりそうな経済学・財務会計で7割 - 8割を目指す
- その他科目は平均的な難易度であれば6割前後・超高難度であれば4割 - 5割
その結果自己採点でありますが1次試験の結果です。本年は合格率4割であることが示す通り、超高難易度科目はなく、易化したと思いますが、正直ちょっと出来過ぎですね。
経済学 | 76 |
財務・会計 | 72 |
企業経営理論 | 78 |
運営管理 | 64 |
経営法務 | 68 |
経営情報システム | 72 |
中小企業経営・政策 | 61 |
TOTAL | 491 |
使用した参考書 (TOTAL COST 13,640円)
私が使用した参考書は本屋でも見かけるTAC出版から出ているこの本です。
教科書・問題集が7科目分を各2冊、計4冊のセットになっている本です。これを全部そろえると13,640円です。私はこれと診断士HPにある過去問のみで勉強いたしました。ただし、これだけで挑む際は以下ご注意ください。(私の実体験からくるものです)
- この教科書には網羅されていない項目がテストに出る
- 教科書の右側のコラムが重要!ここを理解・記憶して通常難易度で6割前後
- 高難易度の年度に当たると6割は厳しい。(複数年計画の科目合格狙いには不十分)
勉強時間とペース
私は1月頃に中小企業診断士を目指すことを決め、そこから毎日1時間程度勉強し(途中コロナで3月はほぼ勉強せずの期間もありましたが)、最後の1か月は毎日2時間から3時間勉強するという感じで、Total 300時間弱の勉強時間でした。
ペースとしては以下の通りでした。
1月から5月上旬
全科目一通り教科書を読み込み、過去問を1年分解く
5月中旬から6月中旬まで
全科目問題集を1週し、過去問を1年分解く
6月下旬
問題集をもう1週し、過去問を1年分解く
7月上旬
法務と中小が苦手だったので暗記に専念する
ここでの注意点は、先述の通り過去問を解くと、教科書に出てない知識が問われる場合が多々あります。そこは深追いせず、教科書に出ている箇所を確実に正否選べるようにすることに専念してください。これが絶対的な近道だと思っています。
試験勉強を始めようか悩んでる方へ
これは私の会社の後輩からも相談を受けてアドバイスした内容ですが、きっとこの資格に興味を持っている方は経営に興味があったり組織に興味があったりするサラリーマンの方が多いと思います。
試験を受けるか否かは後にして、試験勉強としてではなく、教養を学ぶ感覚で教科書上巻の最初にある企業経営論を是非一読してみてください。読み物として面白いし内容が頭に入りやすいと思います。
その上で受けると決めた場合は自分に合う勉強のやり方や予備校に通うなど決めてみてはいかがでしょうか。この試験はハードルは高いと言われていますが、実務に近い、実生活に近い項目がたくさん出てきます。モチベーションを維持し続ければ必ず合格の道は開けますので、がんばりましょう!
まとめ
- 市販されているTACの教科書・問題集をそろえても14,000円程度
- これを勉強しきれば、6割前後を取ることは可能
- ただし、高難易度の年度に当たると6割とるのは無理
- 要領よく勉強できれば300時間弱で合格圏内に到達可能
勉強方法は人それぞれだと思いますし、参考書も相性があると思います。
ただ、診断士試験は幅広い知識が求められるのでどんな参考書を使うにせよ、深追いは危険です。
過去問で聞いたこともない、教科書に載っていない事柄が出てきたら無視しましょう。