こんにちは、のりたまくんです。
鳥貴族と言えば皆さんご存知だとは思いますが、GotoEatキャンペーンで一品だけ注文し帰ることで儲けようとする輩で注目を集めました。
そんな鳥貴族がgotoが始まった10月を含んだ決算を12/4(金)に出ましたので解説していきます。
なお、鳥貴族は、我々が知る飲食店鳥貴族のみの単一セグメントですので、他飲食業の参考になるでしょう。
目次
会社概要
設立 1986年
従業員 839名
株価 1473円 (2020年12月4日時点)
時価総額 約170億円
PBR 3.0倍
前期までの業績
以下は2020年7月期末決算資料で特徴的なものです。
売上推移
2020年7月期の既存店における前年との比較
要点は、
- 売上の伸びが驚異的!これはPBR3倍も納得の伸び率
- コロナの影響がない2月までは売上高、客数共に前年より伸びている
- 緊急事態宣言があった3月以降、特に4月・5月は悲惨な状況
- 一方6月,7月は75%程度まで回復している
今回の決算
経営成績は以下の通りです。
決算短信から重要なところを抜粋すると、
- 売上高は前年同期と比べて26.8%減少
- 撤退店舗は7店舗 / 622店舗中
- コスト削減は販管費で18.6%削減
- 営業損失は166百万円で押さえれた。
- 財務諸表上、大きな動きはなし。(現金同等もまだ十分あり)
- GotoEatキャンペーンによる10月の売り上げ変化について記載なし!
- 年間の業績予想は先行き不透明のため非公表
どうでしょうか、厳しいことには変わりないですが、それほど悲観するほどの決算ではなさそうです。しかし、三か月で約25%売り上げ減少というのは、昨季の6,7月の成績とさほど変わりありません。もしかしたらあまりGotoEatキャンペーンは効果ないのか?と思わせる決算内容でした。
まとめ
- 売上絶好調であった鳥貴族も今期は赤字計上
- GotoEatの効果(10月)は決算資料で触れられていない
- 売上高を見てもそれほどGotoEatが寄与しているとは読めない
決算の区切りでGotoEatの影響は1か月分のみですが、果たして他飲食店含めて、効果はあったのでしょうか。引き続き注視していきます。