中小企業診断士のりの企業診断日記

中小企業診断士としての観点で投資に役立つ企業診断を行います。

中小企業診断士 2次試験振り返り - その2 事例1

こんにちは、のりたまくんです。

また今日も日記のような形になってしまいますが、事例1について振り返りを行いたいと思います。

 

 

その前に - 事例とは

診断士2次試験には、4つ事例を解きます。その事例は受験案内には以下のように書かれています。

事例1 組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例

事例2 マーケティング・流通を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例

事例3 生産・技術を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例

事例4 財務・会計を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例

 

それぞれ事例に沿った与件文が与えられ、各事例に合う設問が問われます。

 

事例1

今年は老舗蔵元が出題されました。地元の観光業をやっている事業者が蔵元を買収し成長しているというストーリーです。ここからは問題を見た人・解いた人しかわからないかもしれませんが、申し訳ありません。

 

問1

問1の(1)で買収した際の経営"ビジョン"について。(2)で前経営者による顧問契約および従業員を引き受けた理由について問われています。ここは(1)で"ビジョン”という戦略レベルと(2)で実務レベルの設問切り分けが出来ていれば解けると思います。たぶん皆さん同じような回答が並んで差が付かないだろうなって思っています。

 

問2

ベテラン事務員によるノウハウや知識を若手社員が情報システム化した手順について問われました。これには私もびっくりしました。まったく与件文にヒントがない。しかも書けば書くほど事例3のような回答になる。みんな不安になりつつ、標準化、マニュアル化という事例3鉄板の決まり文句を並べた方が多いんだろうなと思います。私もその一人です。

 

問3

やり手の営業担当執行役員に対して、部下にどのような"能力を伸ばす"ことを求めたか問われました。これの問いもこれまでの過去問とは違う聞かれ方をしており戸惑った方が多いかなって思います。ですが、冷静に予見に書かれている杜氏との橋渡し役や直販方針導入など目標に沿った能力を並べると回答になるのかなと思い、難易度は中程度かなと思います。私もそれなりに点数が入りそうなことを並べましたね。

 

問4

将来の成長のための人事制度の留意点について聞かれました。これはどの過去問にもある定番でしょうか。フレームワークの"茶化"や"さちのひも"などを使いながら数うちゃ当たる作戦ですね。この設問は5割取れればいいや。って感じで回答作りました。

ちなみに、"茶化"とは各文字を分解して以下の切り口を表しています。

サ 採用

ハ 配置

ホ 報酬

イ 育成

ヒ 評価

 

まとめ

個人の感想としては、どの設問も事故を起こすことなく、6割はとれたかなっていう手応えです。あわよくば 7割あればなっていうぐらい。
明日は事例2についての振り返りをしたいですね。