こんにちは、のりたまくんです。
昨日は国際石油開発帝石, INPEXの売上構成や利益の推移を見てみました。
今回は財務諸表を見ながら分析してみたいと思います。なお、コロナ影響前の2019年12月期決算を基に進めます。
11月6日に2020年12月期第3四半期決算が公表されるので、その比較は決算発表後にやりましょう。
なお、国際石油開発帝石, INPEXの売上構成(ポートフォリオ)や利益の推移は以下の記事を参照ください。
それではいってみよー!
収益性
収益性については、業績が向上する前の2017年3月期と比較してみましょう。
御覧の通り、売上高営業利益率、売上高経常利益率共に大きく向上しています。
この2,3年で収益性が確実に向上しています。
2020年12月期はコロナの影響(油価down & 需要減)により1360億円の赤字予想を出していますが、収益性改善した企業努力によりこの損失で抑え込めた、と言えるでしょう。
コロナ後のV字回復に期待がかかります。
安全性
次に安全性を見てみましょう。
目を見張るのは自己資本比率ですね。資本構造が安全ですのでちょっとやそっとでは経営がぐらつきませんし、負債が少ないということは、支払い利息も少ないので収益性が安定します。
一方、短期安全性が良くありません。流動比率、当座比率は、簡単に言うと短期で支払う必要のある借金に対する、現金相当の流動資産の比率です。当座比率が100%切っているのはかなり危険水準です。改善が必要ですね。コロナの影響がどのように出るか非常に心配です。
まとめ
- 収益性はこの2,3年で大幅に改善されている
- 資本構造安全性は高い
- 短期安全性が低いので要注意
今週末には2020年12月期第3四半期の決算が発表されます。それを元にコロナの影響がどのように出ているか分析してみようと思います。
余談ですが、私はINPEXの株を少しずつ買い増しをしています。決算楽しみですね!!
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今週末の決算発表が楽しみですね!現在公表されてる業績予想よりも油価は下がってますし、円高になってしまっているので、赤字が拡大方向になってる可能性高いですが、なんとか配当維持してほしいところ。笑
— のりたまくん@中小企業診断士受験生&株垢 (@Noritamashindan) 2020年11月3日
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